2E-04
AlexNetを用いた交通事故種別の分類における地図データセットのズームレベルの評価
愛知県警察から提供を受けた過去の交通事故のデータを利用し,畳み込みニューラルネットワークの学習用のデータセットを構築する.データセットは,事故発生地点の緯度・経度を基に生成されたズームレベル17の道路地図画像(1辺は約117m)で構成される.これまでに,我々は,このデータセットを用いることで,追突・出会頭・右左折時の事故種別を約70%の正解率で分類できることを示した.しかし,ズームレベルが正解率に与える影響は検討していない.そこで,本研究では,ズームレベル17に加えて,16(1辺が約234m)と18(1辺が約59m)のデータセットを構築し,それらを比較することで,事故の要因となる道路の構造や範囲を明らかにする.