情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

2D-02
コンテキストバンディットを用いた高精度な文書検索方式の実現
○衣巻頌子,西出恭平,阪田恒次(三菱)
 文書検索では高精度な順位付けのため、検索文と文書の類似度と、文書へのクリック等のフィードバックを用いて利用者の所望の文書を上位に出すことが必要である。類似度を用いた検索方式は所望の文書の検索順位が下位の時、検索文を試行錯誤しないと上位に出せない課題がある。一方、フィードバックを用いた検索方式は所望の文書推定のためにフィードバックが多く必要であり、学習期間が長くなる課題がある。そこで、本研究では類似度とフィードバックを用いた検索方式を検討した。
 検索ログを用いて評価した結果、提案手法の平均順位が類似度を用いた検索方式、フィードバックを用いた検索方式よりも上位なため、提案手法は有用なことが分かった。