情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

2C-05
製品の状態推定と作業箇所推定に基づく工程作業認識
○吉井崇哲,大島宏友,白川悠太,西村圭介,蚊戸健浩(東芝),前川卓也(阪大),浪岡保男(東芝)
製造現場の組立工程は、複数の作業手順から構成される。これら作業手順の複雑さや製造対象物の外観の変化などにより、作業者がどの作業を行っているのかを判別し記録するのは工程分析を専門とするエンジニアにとっても多くの時間を要する業務であり、自動化による省力化が期待できる。本論文では組立工程における工程進捗を自動的に認識するために、組立工程映像から推定した製品状態と作業箇所の情報に基づいて、工程作業を自動的に認識する手法を検討した。実際の製造現場の組立工程の映像から本手法に基づいて工程作業を認識させたところ、分析において十分な精度が得られた。本報告では提案手法と認識結果の概要について述べる。