記号表現上で地層データを扱う方法を提案する。
地層データに対する定性的な表現を提案し、
それが地層の特性をとらえたものになっているかについて議論する。
地層の形状はさまざまなイベントによって変化していくが、
一般に、構成する層同士の隣接関係が不変で、同一層がある方向に連続しているなどの特徴をもつ。
本発表では、単純な褶曲から得た部分データを対象とし、
複数のデータが同一褶曲に属するかの判定やデータ同士の位置関係を判断する方法を提案する。
さらに、与えられた記号表現に対応する地層が存在するための記号表現の満たすべき条件についても
考察する。