1ZK-08
論説文の読解誤り修正のための読者の論理構造に基づいた文章再構成システム
論説文の著者は主張の根拠となる論理構造を基に,論理が伝わる文の順番や接続詞を用いて論説文を執筆する.それに対し,読者は文間関係から話題とその関係を理解し,論理構造を読み取る.論理構造が正しく読み取れない場合,読み取った論理構造から構成できる文章と元の論説文に差が生じる.本研究では,論理構造を正しく読み取れない読者に対し,自身が読み取った論理構造を基に文章を構成し提示することで,論理構造の誤りへの気付きを与えるシステムを構築する.また,文章を正しく構成するために必要な論理構造の誤り箇所に気づけない学習者には,誤り候補となる論理構造を提示することで誤り箇所の修正を促進する.