建設事業においては，生産性を向上するためにICT技術を全面的に導入するi-Constructionが進められている．そこでは無人航空機UAVによる空中写真測量やICT建機施工などが行われているが，工事進捗を3次元データによって可視化するための現場状況に応じた具体的な手法が明らかになっている例は少ない．
本研究では，UAV空撮と高所からのカメラ撮影にて得られた動画データより作成された3次元データを用いる施工管理手法の提案を目的として，日々の工事進捗である出来高を確認する方法を検証した． 撮影機器と飛行高度を変更し，計測時間，3次元点群データの精度と処理時間によって評価をした．施工現場の特性を考慮し， UAVとカメラによる工事進捗の可視化の可能性を示した．