情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1ZJ-02
土木施工現場のデジタルツインを志向した現場情報の定義と利活用について
○田中友悠,山口愛加,窪田 諭(関西大)
建設事業において国土交通省がi-Constructionの取り組みを進めており,ICTを導入することによって施工現場における生産性の向上を図っている.しかし,施工現場の日々の進捗,現場の状況を保存し管理する取り組みは少ない.都市空間においては,デジタルツインを志向して現実空間とサイバー空間を連携するプロジェクトがある.土木施工分野において,この考えに基づき現場の進捗や環境情報などの取得データを定義することにより,安全管理,品質管理,施工不良の原因究明など二次的な利用が可能となる.本研究では,施工現場の三次元空間化に用いるデータとして施工現場で取得可能なデータを考察し定義して,施工中または施工後に作業進捗を確認できる3次元点群データを基盤とするデジタルツインを検討する.