情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1ZF-05
SMAワイヤを用いたピンアレイ型ウェアラブル触覚ディスプレイ
○馬場悠輔,澤田秀之(早大)
物体表面の触覚感覚の再現手法として、ピンアレイ型の触覚ディスプレイが提案されている。ピンアレイ型の触覚ディスプレイには、数百ヘルツでの応答性、高いピン密度や、小型軽量であることが求められる。特にユーザーの自由な操作性のためには小型軽量が不可欠であるが、高い周波数応答性やピンの高密度化は、デバイスの大型化につながることが多い。SMAワイヤを用いたピン型アクチュエータは、小型軽量かつ、300Hz付近までの周波数応答を持つ。本論文では、このアクチュエータを高密度アレイ状に並べたウェアラブル触覚ディスプレイを提案し、仮想物体表面の触覚感覚の提示について述べる。