1ZF-03
UVインクを印刷した熱収縮シート構造によるRon Reschパターンの自己折り手法
自己折りは、2次元のシートから自動的に複雑な3次元形状を作製できる技術として近年さかんに研究されているが、従来の自己折り技術は単純な折りしか実現できないもの、製造に特殊な装置が必要となるもの、多大な手作業を要するものがほとんどである。本研究では市販のUVプリンタに着目し、熱収縮性のシートにUV硬化インクによるマスキングを施すことで、利用しやすい装置で、自動的に、高精度な自己折り構造を実現することを目指す。本稿ではまずその基礎調査として、提案手法の構造から折り角とギャップ幅の関係をモデル化し、実験により検証した。