情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1ZF-01
振動モータアレイを用いた触覚グローブによる多様な幾何形状の提示
○五十嵐治雄,澤田秀之(早大)
我々は、4次元空間の情報を視覚と触覚の双方で提示するためのシステムを構築している。4次元空間の多様な情報を触覚刺激として表現するには、手表面のあらゆる位置に同時に刺激を提示する必要がある。ところが、従来の触覚提示デバイスの多くは、手の平など限られた箇所のみに提示するものである。そこで新たに手の甲、指なども含めた30か所に小型振動モータを搭載した触覚グローブを開発した。本デバイスを用いることで、4次元空間の情報を3次元空間に投影して現れる点、直線、面などの多様な幾何形状を振動パターンによって提示することが可能となる。本稿では、本デバイスの構成と幾何形状提示手法について報告する。