近年、オンラインゲームの大会が様々なゲームタイトルで実施されている。
大会の規模によっては数十の試合が同時進行で行われるが、一般的にその運営は人手だけで行われている。仮に複数の試合で同時にトラブルが起きた場合、運営サイドの対応能力を超えてしまい、大会の進行が遅れてしまう可能性が考えられる。
そこで本研究では、ルール違反やトラブルが起きた際に当事者との協議を自動的におこない、その結果を大会運営者に報告するチャットボットの開発を行った。特定のカードゲームを想定し、勝敗判定の異議についても機械学習を取り入れ判定を自動化した。実際にこのチャットボットを大会運営に試験導入し、その有効性を検証した。