1R-05
咀嚼音に基づく咀嚼能力自動評価システム
○中村亮裕（静岡大），津賀一弘（広島大），西村雅史（静岡大）
保健医療の観点から，咀嚼機能の評価は健康状態の把握のために重要である．これまでに咀嚼後に吐出されたグミゼリーの状態を測定することで，咀嚼機能を評価する方法がいくつか実用化されている．しかしながら，これらの測定は専門家が衛生状態に配慮しつつ専用の機材を用いて行う必要がある．ここでは，大量の咀嚼・嚥下音を用いて事前学習された摂食嚥下行動の識別モデルを活用して，グミゼリーの咀嚼音から咀嚼機能を直接推定する方法を提案する．
