情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1Q-04
Transformerを用いた物体追跡におけるパラメータ調整についての一研究
○福嶋大樹,石川知一(東洋大)
 近年、機械学習を利用したコンピュータビジョンの精度向上化が進んでいる。本研究では、Transformerを利用した物体追跡のモデルを使用し、物体追跡における損失関数のハイパーパラメータを探索することによって精度が向上すると考えた。
 実験の結果、バウンディングボックスのサイズに関する損失関数のパラメータを調整することによって精度が向上することがわかった。また、本研究で利用したモデルはTransformer層を増やした際に精度が著しく低下してしまう問題があったが、損失関数のパラメータを調整することで精度が向上する結果となった。
 この差を客観的に示すため、VOT2018におけるSOTAトラッカーとの比較を行った。
 今後の課題は、バッチサイズと損失関数のパラメータ調整に関連性があるか確認することである。