情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1M-07
マルチエージェントシミュレーションを用いたSNSによる感染症流行への影響の分析
○関根圭祐,長谷部浩二(筑波大)
近年、新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて、流行伝播モデルに関する研究が活発に行われている。流行伝播モデルは感染症の流行時に政府が適切な介入戦略・感染拡大防止政策を選択する手助けとなる。そのため、優れた流行伝播モデルを設計することは感染症の世界的な流行への抑止力となることが期待されている。本研究では流行伝播モデルにSNSを導入することで感染症に対する危機感をエージェント間で共有し、それによって行動パターンを変化させるモデルを提案する。さらにそれを用いてSNSが感染者数の推移へ与える感染抑制効果の大きさを分析する。