情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1K-05
NVMe SSDとIEEE802.3an/bzを考慮した分散ファイルシステムの提案
○比嘉隆貴,市川嘉裕,山口智浩(奈良高専)
並列分散処理は、複数台のコンピュータを利用し、大量のデータを高速に処理する手法であり、 これには複数のコンピュータから同一ファイルを取得する分散ファイルシステムが利用される。
しかし、昨今の分散ファイルシステムではNVMeやIEEE802.3acなどの高性能なアーキテクチャが考慮されておらず、現代のコモディティなコンピュータでは最大限の性能を発揮できていない。
そこで本研究では、分散ファイルシステムの新たな機構を検討し、スループット性能の向上を目指す。具体的には、既存の分散ファイルシステムをベースにCPU等で用いられているキャッシュの手法を適用し、さらにNVMe、IEEE802.3an/bz、データ取得元のローカリティの3点を考慮する。