情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

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Tenderにおける資源プール利用可否機能の評価
○林 里咲,山内利宏,谷口秀夫(岡山大)
Tenderは,資源プール機能によりプロセス生成処理を高速化している.また,資源プール利用可否機能により資源プール機能の選択利用が可能である.近年の計算機では様々なサービスが動作するため,優先してプロセス生成を高速化したいサービス(以降,優先サービス)と,そうでないサービス(以降,非優先サービス)が共存する.それぞれのサービスのプロセス生成に必要な資源が重複した場合に,優先サービスと非優先サービスの資源プール機能利用が競合し,優先サービスが資源プール機能を有効利用できない場合が発生する.本稿では,資源プール利用可否機能により優先サービスが資源プール機能を有効利用し,性能の低下を防ぐ効果を示す.