情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

1D-01
IPv6における内部側ネットワークでのアドレス重複を許容する方式の提案
○橋口 匠,入江智和(鹿児島高専)
IPv6では各ノードがアドレスを生成する。そのためアドレスが重複する可能性がある。アドレス重複はアドレスの使用不可や再設定が必要となるなどの問題が生じるため、IPv6ではそれを避けるための方式が標準化されている。しかし、その方式が有効に機能しないこともあり、特に公衆Wi-Fiなどでは直接通信が禁止されており重複検知すら行えないこともある。本稿では、重複時においてもノードを識別し非重複時と同等の通信状態を提供する方式を提案する。提案方式はIPアドレスを変更せずポート番号の変更やMACアドレスを識別子に加えることでノードを識別する。提案方式を実装し、実験結果から提案手法の実現性と有効性を確認した。