情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催 情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催

7ZG-03
量子アニーリングによる疎行列の直接解法向けフィルイン削減オーダリング
○小見山朋子(山梨大)
疎行列の線形方程式に直接解法を適用すると, 零要素が非零要素となるフィルインが発生し, 計算コストとメモリの使用量が増加する. その対処法として, 疎行列の行と列を入れ替えることによりフィルイン数を削減する, ヒューリスティックなオーダリング手法が利用されてきた. そこで, エネルギーが最も低い状態(基底状態)を探索することにより最適解を得る量子アニーリングを用いて, 従来手法のMinimum Degree Orderingの実現手法と, ヒューリスティックではない新しいオーダリング手法を提案する.