7X-05
クロスデバイスフィンガープリンティング手法の提案と実装
現在,多くのインターネットユーザは複数の端末を日常的に利用している.そのため,Webトラッキングにおいて,アクセスデータを同一ユーザに紐づける際,同一端末からだけでなく,異なる端末からのアクセスデータの紐づけも求められる.しかし,従来のブラウザフィンガープリンティング手法では,同一端末からのアクセスデータの紐づけは可能だが,特に大規模なデータセットにおいて,異なる端末からのアクセスデータの紐づけが可能であるかの事例はあまりなかった.そこで本論文では,PCとモバイル端末を利用するインターネットユーザの大規模なアクセスデータを用いて,クロスデバイスフィンガープリンティング手法の提案と実装を行った.