7V-06
森林内ネットワークにおける高性能ノードを用いたデータ圧縮による通信量削減方法の提案
近年、環境データや生体データなどのモニタリングに屋外でのIoT端末を利用したセンサネットワークの使用が増えている。しかし、森林内など電力供給や通信環境の観点から既存の通信インフラが利用できない地域が存在する。そこで、十分な電力供給が難しい地域にも用いることのできるLPWAの使用が考えられるが、送信可能データ量が限られているという問題がある。本研究では、森林内に複数配置されている末端ノードとデータを回収するシンクノードの間に高性能ノードを配置し、高性能ノードで集めたセンサデータを圧縮することで、通信量を削減する手法を提案する。圧縮処理を行うことで、送信可能データ量が限られた状況でのデータ収集を実現する。