情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催 情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催

6Y-01
うつ関連尺度と印象評価型うつ検出結果の相関関係
○中井智久,杉浦彰彦(静岡大)
先行研究において,うつ状態の患者の表情認知の歪みを利用した,顔表情印象評価型うつ検出手法が提案された.本研究では,印象評価型の比較対象として従来用いられてきたZung式,Beck式,東邦大式の問診型うつ自己検査手法に加えて,うつ状態と関連のある尺度3方式(STAI,MOCI,DICL)及びミネソタ多面人格目録(MMPI)と基本6表情の印象評価値の相関分析を行い,うつ傾向の被験者がよりネガティブ方向に認知しやすい表情を検討する.さらに,それらの表情を印象評価型手法に適用し,問診型の結果と比較・分析を行うことでうつ状態検出に適した評価手法について検討する.