5ZB-08
天井から下方に向けて設置したRGB-Dセンサによる指差しポインティングの研究
指差しジェスチャを認識してその指が差す方向にポインタを表示したり,ジェスチャに応じてコマンドを入力したりする方法がある.本研究では複数のRGB-Dセンサを天井に下方へ向けて設置し,上方から利用者を見下ろす形で指差しジェスチャを認識する方法について検討している.天井に設置することで指差し方向の制約がなくなるほか,複数人が同時に利用する場合において利用者同士が互いにセンシング領域を遮ってしまうことを改善できる可能性がある.センサを複数配置する際の制約も床上に配置する場合に比べ少ないため本環境を室内全体へ容易に拡大できるようになると考えられる.本稿ではこの実現方式について述べる.