5V-07
SDNに基づくMoving Target Defenseのセキュリティ機能の高度化に関する一考察
Moving Target Defense (MTD) は標的となる資産を移動させることで攻撃から防御するセキュリティのアプローチである.ネットワークにおけるMTDでは, IPアドレスなどのランダム化などで標的の移動を実現し,攻撃者からのスキャンを防御する.しかし,アドレスなどを頻繁に変化することから,実運用上において,通信継続などネットワーク管理面で課題が存在する.本研究では,それらの課題をSoftware Defined Network (SDN) の機能を用いて解決することで,より実用性の高いMTDの実現方法を検討する.