5V-02
プライバシーを考慮した体温検出システムの研究
近年、熱中症やCOVID-19の患者数の増加を防ぐためにサーモグラフィを用いた体温検出システムが普及している。しかし、既存の体温検出システムは体温検出の精度が低いことと同時に可視光カメラによるプライバシー侵害が問題となる。本研究では個人差と日内変動を考慮した体温検出の予測精度向上及び、熱画像のみを用いた顔検出と検温によるプライバシー侵害防止を実現する。体温検出の予測と熱画像による顔検出ではデータ収集後に機械学習モデルを作成し、取得したデータはリアルタイムにネットワークを経由してブラウザから確認可能とする。また、本システム全体の動作、熱画像による顔検出精度、体温検出の予測精度の評価を行う。