現代社会に求められる多様な能力の評価は，教員の経験や勘によるところが多く，共通の概念化されていない．本研究では，学生の書いた文章からこれらの能力を測定できると考え，学生に数学に関する授業の振返りのアンケートを実施した．コンピテンシーの高い学生の特徴を把握するために，アンケートの記述式の回答を3段階で評価し，スコア毎に出現する単語数と語彙数を分析した．また，回答に出現する語彙から理数ワードと能力ワードを定義し，スコア毎に出現する理数ワード数と能力ワード数を分析した． これからは，Word2Vecを用いて学生の用いる単語をベクトル化し，スコアを推論することで，特徴を把握することを検証する．