5R-08
機械学習を用いたダム湖上流における有害藻類ブルームの発生予測モデルの開発と発生要因分析への応用
近年,栄養素を多く含む生活排水や薬品などが川や湖,池へ流出することによる,有害な藻の異常発生(有害藻類ブルーム)が問題となっている.これは毒素や臭素を排出することから,生態系のバランス崩壊に深く関与しており,ダム湖で発生した場合は下流河川にも影響する臭いや淡水赤潮など広範囲の公害の発生にもつながるため深刻な環境問題となっている.このことから,有害藻類ブルームの発生を予測するモデルや,発生の原因となる要因を分析・特定することが必要とされている.そのため本研究では,機械学習による有害藻類ブルームの発生予測モデルの開発と発生要因の分析を行う.