CPUのメニーコア化及びメモリの⼤容量化によって，それらを意識した新たな索引構造が提案されている．Parallel Binary Tree（P-Tree）もその⼀つであり，スナップショット分離とマルチバージョン同時実⾏制御をサポートするHybrid Transaction/Analytical Processing（HTAP）データベース向けの索引として提案された．しかし，各種ベンチマークで最新の索引構造やデータベース管理システムを上回る結果を残したものの，索引としての基礎的な性能評価は⼗分であるとは⾔えない．そのため本研究では，P-Treeの再検証を⾏い，その性能特性などについて議論する．