5L-01
P2P 型データ統合における保守的な2相ロッキングに基づく分散トランザクション制御
近年, データ統合の分野において,分散するデータベースが互いにデータを共有する P2P 型データ統合が提案されている.
複数のデータベースにおける更新が相互に伝搬する P2P 型のアーキテクチャにおいて, 大域的なデータの一貫性を保証するための分散トランザクション制御が必要となる.
そこで本論文では,P2P 型データ統合アーキテクチャの特性を分散トランザクション制御の観点から分析し,大域的な一貫性を保証する効率的な分散トランザクション制御手法を提案する.
提案手法は全てのデータベースにわたって更新される可能性のあるレコードをロックした後にトランザクションを実行することで,進行中のトランザクションのアボートを削減しスループットを向上させる.
複数のデータベースにおける更新が相互に伝搬する P2P 型のアーキテクチャにおいて, 大域的なデータの一貫性を保証するための分散トランザクション制御が必要となる.
そこで本論文では,P2P 型データ統合アーキテクチャの特性を分散トランザクション制御の観点から分析し,大域的な一貫性を保証する効率的な分散トランザクション制御手法を提案する.
提案手法は全てのデータベースにわたって更新される可能性のあるレコードをロックした後にトランザクションを実行することで,進行中のトランザクションのアボートを削減しスループットを向上させる.