5F-02
日常のごみ出しを通した地域コミュニティ向上モデルの試行
近年、人口減少・少子高齢化等による社会保障費の増大や、地域コミュニティにおける人間関係の希薄化が進行している。この問題に対し、筆者らは「ごみ出し」というすべての人にとっての日常的行為を切り口に、多様な人々が集う拠点(ステーション)を市民と共に展開することで、全市民が「自然に・楽しく・当事者として」参画・協働できる仕組みができないかを検証している。本研究では、このモデルにおけるICT活用方法として地域コミュニティ内で感謝を贈りあうSNSを開発、奈良県生駒市の1地域でモデルを試行した。本発表ではこれら検討した内容、および、試行によって顕在化した問題や課題について報告する。