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JHU CSSEリポジトリデータとSARS-CoV-2ゲノムデータの統合による新型コロナウイルスのClade別危険度分析
本稿では,JHU CSSE(the Center for Systems Science and Engineering at Johns Hopkins University)リポジトリデータとSARS-CoV-2ゲノムデータを対象として,これらのデータの統合による新型コロナウイルスのClade別危険度分析について示す.本分析は,SARS-CoV-2における感染者数および死亡者数の統計データであるJHU CSSEリポジトリデータとSARS-CoV-2のゲノム解析結果であるSARS-CoV-2ゲノムデータを対象として,エピデミックおよびパンデミックのウイルスデータのオープンデータを管理公開しているGISAIDが定義するゲノム情報の類似度によって分けられたウイルスの株であるCladeごと、国ごとの死亡率との相関を危険度として示す.本分析によって,CladeのG種の死亡率に対する正の相関を有し,CladeのO種の死亡率に対する負の相関を有することが判明した.