つくば市の地域再生計画で作成したマルチメディアDBシステムの活用を目指して、VRツアーシステムの開発を推進している。現在3D空間におけるリアリティの表現に取り組み、VR空間において薄明効果を考慮した建築物の質感表現、アバタの移動時の情報圧縮方式を開発した。これと並行して筆者らは、VRツアー内で音声によるアバタの移動制御やDBシステムのメディア紹介を搭載したシステムを開発した。特に移動制御では日常会話で使用する方向と座標を入力し、VR空間に合致した移動条件を音声インタフェースによって実現した。またVR表示画面からDBシステムにアクセスできるようにすることで、翻訳機能を盛り込んだCG建築物の実時間紹介を可能にした。