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SSDのセキュアな活用に向けた暗号化アプリケーション実行時のボトルネック調査
医療分野を筆頭に様々な分野においてITの活用が進み、秘匿情報を演算処理する機会が急増している。これらの演算を外部のサーバに委託する場合、完全準同型暗号を用いるなどして、暗号化したまま演算できることがセキュリティ上望ましい。しかしこの場合、計算量が多くなることから、実用に向かない計算時間がかかってしまうことがネックである。そこで処理性能の高いSSDを用いると、規模の大きなデータへのアクセスが効率良く行われ、これを利用すると暗号化アプリケーションの実行性能が上がる可能性がある。そのために、まずは従来のメモリとストレージの環境において、暗号化アプリケーション実行時のリソースの使用状況を調べ、リソースアクセス時のボトルネックを調査する。