近年、見守りやヘルスケアなど様々なサービスへの応用のため生活行動情報を取得することが必要とされている。そのためセンシング手法やカメラシステムを用いた生活行動推定・認識の研究が行われている。しかし従来の取得方法ではプライバシー侵害や大規模な工事によるコスト高などの問題の観点から、センサやカメラの変わりにIoT家電製品・機器やスマートメーターが住宅内センサとして使用され始めている。そこで本研究ではECHONET Lite通信を用いてIoT家電製品・機器とスマートメーターから取得した消費電力データを分析・解析し、実生活者の生活行動パターンの推定を行った結果を報告する。