情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催 情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催

4N-05
アライグマおよびエゾタヌキを対象とした動物の足跡画像による種別判別法の基礎検討
○金井拓海,景山陽一,白井 光(秋田大),長本大介(建設環境研究所),山口裕司(エコテク地域環境センター)
動物の生態分布調査には,自然保護や自然開発など目的によってさまざまな需要がある.調査には,カメラで動物を撮影する方法やGPS発信機を動物に取り付ける方法があるが,動物の活動時間が調査に影響することから,システムの運用にコストがかかる課題を有する.一方で,動物の痕跡は,一定時間その場所に残るため,動物の活動時間は必ずしも影響しない.したがって,動物の痕跡から種別判別を行うことはコスト削減に寄与すると考える.そこで本研究では,動物の足跡画像による種別判別法の検討を行う.本稿では,アライグマおよびエゾタヌキの足跡画像を対象とし,指の長さに関する特徴量からSVMを用いてグループ化する手法について検討を行う.