聴覚障害者とのコミュニケーション推進のため、手話の一つである指文字に対するモーションセンサを用いた学習支援アプリケーションの研究を進めている。指文字は主に固有名詞等を表す際に用いられており、連続した指文字動作を学習するための機能およびそのための認識処理が重要である。本稿では指文字認識の前処理として、手指動作系列を非指文字/静的指文字/動的指文字に分類する指文字インデクシング手法を提案する。先行手法では4種類の指文字動作特徴およびSVMを用いてインデクシングを行なっていたが，本手法では特徴数を増やし時系列特徴に強いLSTMを用いることで精度の向上を図り、評価実験によりその有効性および課題を明らかにする。