4K-01
オブジェクト指向プログラムの要素関係グラフを用いたクラス名の end-to-end 学習
識別子名はプログラム理解で重要な役割を果たすため,開発者は識別子に分かりやすく短い名前を与える必要がある.しかしそのような良い命名には,開発への熟練とともに,アプリケーションドメインについて正確な知識が必要であり,それらの修得には長い時間がかかる.この困難を軽減するための既存手法として,クラス・メソッド・フィールド同士の利用・所有などの関係の埋め込みを獲得し,それを利用してクラス名を推薦した研究がある.本研究では,同じ関係から end-to-end でクラス名の学習と推定を行うことで,クラス名をより精度高く推定することを目指す.