4H-08
運転支援に向けた交通標識の安定して信頼性の高い実時間抽出手法について
道路構造物の高精度な検出および識別は自動運転および運転支援において喫緊の課題である.道路標識を見ると,昼夜および天候を問わず,どのような条件下でも確実に視認することが要求されるため,再帰性反射などの視認性を向上させる手法が提案されている.これにLiDARを組み合わせて,反射強度値から標識検出を向上させる研究が開始されている.しかし,同手法に対するフェイクや騙しへの対策は難しく,従来のRGBによる認識精度についても,これまで以上に考慮する必要があることがわかってきた.そこで本報告では,光線の具合や経年劣化などで変化するRGB情報の影響を軽減する画像前処理について提案し,その有効性について議論する.