2ZG-04
パズル型問題を利用したプログラミング初学者の理解度と思考過程の分析
本研究ではパズルを利用したプログラミング問題を作成しプログラミング時の思考過程の分析を行った。文理融合系学部のプログラミング入門授業の履修者約220名に対して約15問を実践し、正誤、時間的共起分析、及び解答手順を利用し分析を行った。その結果変数の宣言の様な基礎的な構文を問う問題では正解者不正解者でパズルの操作手順に大きな差は見られなかった。一方で入れ子や関数を用いた問題では、正解者は順序立ててパズルの構成を行っているのに対し不正解者は同じピースを何度も動かしたりするなど多くの試行錯誤を行っているという違いが見られた。