2Y-03
RGB画像に基づくニューラルネットワークを用いた高次元分光画像の推定
ハイパースペクトルカメラにより撮影される画像は、RGB画像より多くの波長情報を含む高次元の画像となる。この高次元画像を用いることで、RGB画像では得られない波長領域の画像情報を利用することができるため、より高精度に画像認識を行うことが可能となる。しかし、ハイパースペクトルカメラは、RGBカメラに比べて機器が大型であり、価格が高価であるため、適用できるアプリケーションが制限される。そこで本研究では、簡易的に撮影できるRGB画像にたいし、ニューラルネットワークを適用することで波長領域を拡張した高次元分光画像を推定する手法を提案する。検証実験では、学習において推定精度の高くなる波長領域について検討する。