2X-03
歩数とレセプトの匿名加工情報を用いた歩行不足による生活習慣病の罹患リスク
毎日適切な量の歩行が健康に良いと言われている. しかし,適切な歩数は現在でも解明されていない.そこで,本研究では,あるヘルスケア企業が取得した20万人のレセプトデータとウェアラブルデバイスで測定した歩数を含む匿名加工情報を用いて,正確な疫学調査を行う.主要な結論は,ある一定の歩数よりも少ない群では3年以内の生活習慣病(糖尿病,高血圧症,脂質異常症,虚血性心疾患, 高尿酸血症)の罹患率が高くなることを明らかにしたことである.多重ロジスティック回帰を用いて分析した罹患のオッズ比を報告する.