2R-08
多腕バンディットアルゴリズムを用いた並列交渉における提案相手の選択
自動交渉は,マルチエージェントシステムにおけるエージェント同士の協調や,競合の解消のための手段として注目されている.
交渉において,自身と選好が近い交渉相手や譲歩しやすい交渉相手である場合,自身にとって良い条件の合意ができる可能性が高い.並列交渉においては,このような良い相手とそうでない相手に対して同時に交渉をする.時間制限のある場合,良い相手と交渉する機会を他の相手よりも増やすことで,より良い合意を形成できる.ただし,事前情報のない場合には良い相手を探索する必要がある.本研究では,多腕バンディットアルゴリズムを用いて交渉相手の選択をすることで,高い効用が得られることを示す.
交渉において,自身と選好が近い交渉相手や譲歩しやすい交渉相手である場合,自身にとって良い条件の合意ができる可能性が高い.並列交渉においては,このような良い相手とそうでない相手に対して同時に交渉をする.時間制限のある場合,良い相手と交渉する機会を他の相手よりも増やすことで,より良い合意を形成できる.ただし,事前情報のない場合には良い相手を探索する必要がある.本研究では,多腕バンディットアルゴリズムを用いて交渉相手の選択をすることで,高い効用が得られることを示す.