2K-07
VR空間上の視界移動を高速化する手法および評価方法の提案
VRでは,目だけではなく首や体を動かす事でVR空間内を見渡すことが求められるため,動作速度に限界が生じたり,体に負担がかかることが予想される.そのため,本研究ではそれらの問題を解決する方法として,VR空間上の視界を高速化する手法とその評価方法を提案する.それを元に視界移動の高速化の度合いを変更出来るVR環境を作成して,実験及びアンケートを行った.それにより,高速化によって素早く対象を捉えられるが,高速化の度合いが増加する事でVRやゲーム酔いを経験した人には酔が発生するという結果が得られた.この様な結果から,この手法及び評価方法によって不快感の無い視界の高速化の度合いを見つけられると考えられる.