近年，従業員の生産性を高める手段の１つとして「高い業績や成果につながる行動特性」の向上が重要視されている．「高い業績や成果につながる行動特性」をコンピテンシーと言い，愛媛大学では例年，このコンピテンシーを学生自身で測る「コンピテンシー自己診断」を定期的に行っている．しかし，次の自己診断までの期間が長い場合は，コンピテンシーを向上させる意識を持たないのではないかという問題があった．そこで本研究では，コンピテンシーを向上させるための目標を設定できる機能を実装し，普段の生活の中でもコンピテンシーを向上させる意識を持つことを促すことにより，学生の汎用的能力の向上を目指す．