情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催 情報処理学会 第83回全国大会 会期:2021年3月18日~20日 会場:オンライン開催

1ZE-03
3次元点群データを用いた橋梁の損傷のヒートマップ表示
○山口愛加,窪田 諭,関 和彦(関西大)
我が国の約72万の橋梁のうち,高度経済成長期以降に建設された橋梁が急速に高齢化し,2029年には建設後50年を経過した橋梁の割合は全体の52%となる.また,2014年に公共インフラ施設の5年に1度の目視点検が規定されたが,橋梁の中には点検者が容易に近づけず,点検に支障を来すことがある.
本研究では,橋梁の点検業務の効率化,簡易化や点検者の安全の確保を目的として,地上型レーザスキャナやカメラを用いて計測した3次元点群データを基にヒートマップを構築し,そこから損傷を発見して,損傷の経年変化,位置,連続性や橋梁全体の損傷を視覚的に把握する方法を考え,実験によって検証した.