近年，様々なウェアラブルデバイスが登場し，複数のデバイスを同時に使用する機会が増えている．この時，各デバイスの充電の手間が問題となるが，我々はこの対応としてバッテリーを一元化し，衣類を介して無線で電力を伝送することを考えている．そこで，本研究では送受電用のコイル形状やサイズについて評価を行なった．本発表では，衣類上のコイルは着用者の動作に合わせてズレや曲げが 発生することを考慮しつつ，コイルの形状（円形，正六角形，正方形，長方形， 正三角形）やサイズが変化した際の伝送効率をシミュレーションで調査した結果を報告する．