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ギターコード譜の難しさの推定に関する考察
ギター初心者が躓きがちな部分の一つとしてコードの押さえ方の難しさが挙げられる。特に、コードが移り変わる部分で急に難しいコードが表れると上手く押さえることができず、なかなか上達せずに挫折ということが頻繁にある。本研究では「いかに本来の難しいコード譜を弾きやすいコードで代用できるようにして、初心者も弾きやすくするか」を目的とし、そのアプローチとしてまず譜面の難しさを判定する手法を検討する。押さえる弦の本数や、1つのコードの持続時間、コードの変化の頻度などの要素をもとに譜面の難しさをモデル化し、人間の感覚をどの程度正確に再現できるかを評価する。