1M-08
建設現場を想定したヘルメット模様による人物の識別と追跡に関する研究
日本ではSociety 5.0に向けた取り組みが進んでおり,様々な分野でICT技術の利活用が活発化している.建設現場に着目すると,建設機械との接触や高所からの墜落が多発しており,ICT技術による安全管理の導入が求められている.作業員の安全を確保するためには,まず映像内の人物の位置を把握する必要がある.既存研究では,単体カメラの映像から深層学習を用いてヘルメットの模様を検出し,人物を識別する手法が提案されている.しかし,単体カメラでは,オクルージョンが発生した場合や施工領域が広い場合に識別精度が低下する.そこで,本研究では,複数カメラを用い,それらの識別結果を統合することで既存手法の課題を解消する手法を提案する.