1K-06
定数値制約領域の拡大による形式的部品の再利用性向上手法
我々はソフトウェアの無矛盾な仕様と実装を作成できるBメソッドによる部品再利用に基づくソフトウェ
ア自動合成手法を提案している。Bメソッドの定数は仕様内で定数の取りうる値が制約された定数値制約領域
を持ち、この中の任意の値が実装で与えられる。先の合成手法では新規要求と等価な仕様を持つ部品を再利用
するが、この領域が不一致であると要求と等価でなく部品の再利用性が低下する。
そこで、本研究では要求と仕様内の定数の制約領域を拡大させて一致を促し、定数の柔軟性を上げ再利用性
の向上を図る。また、再利用時に合成実装が無矛盾となるように定数を具体化する。本稿では、スカラー値の
定数について再利用性向上手法を提案する。
ア自動合成手法を提案している。Bメソッドの定数は仕様内で定数の取りうる値が制約された定数値制約領域
を持ち、この中の任意の値が実装で与えられる。先の合成手法では新規要求と等価な仕様を持つ部品を再利用
するが、この領域が不一致であると要求と等価でなく部品の再利用性が低下する。
そこで、本研究では要求と仕様内の定数の制約領域を拡大させて一致を促し、定数の柔軟性を上げ再利用性
の向上を図る。また、再利用時に合成実装が無矛盾となるように定数を具体化する。本稿では、スカラー値の
定数について再利用性向上手法を提案する。