本研究では，盛岡さんさ踊りにおける集団動作の評価に対するOpenPoseの有効性を検討する．盛岡さんさ踊りは100人を超える集団で踊るため、100人が一つの団体としてパレードを行う規模になると，全体を評価することが困難である。多人数の骨格情報を同時に抽出することが可能な技術にOpenPoseがある。しかし、人や関節の重なりによる関節の欠損も多くみられ、すべての関節のトレースを行うことは困難である。本稿では、OpenPoseによる骨格情報をもとに、集団動作における評価に必要な条件を検討しOpenPoseの有効性について報告する。