この研究では，感情状態と連動した色彩ラベルをチャットボットとの対話上に付与する手法の検討を行う．色彩付与によって感情の起伏をチャットボットが表現することで，より多くのリアクションをユーザから引き出すことが可能となり，双方向的な対話を実現することができると考える．チャットボットとの会話に色彩を付与する手法として機械学習を用いる．分類の際に用いられる教師あり学習の内，複数手法の比較，検討を行い，用いるアルゴリズムを選択する．最終的には，ロボットと人間の対話インタフェースの一つとして色彩を用いることを目的として，チャットボットの色彩学習モデル学習を提案する．